『Word 原理解明講座』開発インタビュー

『Word 原理解明講座』開発インタビュー

もう『2019年』です。社会はずいぶん進歩しました。
しかし皆さんの Word スキルは、Word2003 が登場した 約15 年前から進歩したのでしょうか。

IT が完全に一般化し、これだけ多くの人が Word を利用している今日にあっても、「Word は余裕」どころか、99% の Word ユーザーの利用法は「その場しのぎ」な『無理矢理 Word 術』です。

そこから脱出しようとした人も Word の難しさの前で挫折を強いられています。

この講座は、その現状を打破し、複雑怪奇な Word の不可思議な挙動と正面から対峙する前代未聞の講座です。「なんとなくやり方を覚えようね」という、惰性・妥協の Word 講座ではありません。

真に Word を会得したと思えるような『原理解明講座』として講義を展開していきます。
ぜひ強い意欲と探究心を持って臨んでください。

出発の思い:「調べても調べても、Word ができない。」

ー『Word 原理解明講座』。少し難しそうなタイトルですね。どのような意図を持って付けられたのですか?

Word について、もし書籍や講習で一通り学習を終えたなら、「インデント」「表の作成」「箇条書き」みたいな1つ1つの項目のやり方を知ることはできます。もし苦手な方でも過去に一度ぐらい Word 本を買って、こういった項目を学習されたことがあるかもしれません。けれども、実務で使うなかでやっぱり Word の1つ1つの挙動が納得がいかないんですよね。「箇条書きの文章の途中で、Enter を押したら、また「● 」が1つできてしまった。単に改行したいだけなのに。「● 」はいらないよ。」みたいに。

とにかく機能を活用しようとすればするほど余計に「思うように動かない」。しかも Word の場合は、ネットで調べても解決策がなかなか見つからないから、結局「Backspace で記号を消してみたり、Space をたくさん入れてなんとかそれっぽく見えるように調整」するわけです。
皆さんも、それでいいとは思っていないと思いますが、調べても何が正しいかわからないから、ごまかしてその場を切り抜けている。それが日本のほぼ全ての Word ユーザーの現状です。少し本格的に学んだ人も同じような壁に苦しみます。

なぜ、全員がいいかげんな Word の使い方をしてしまっているのでしょうか。

答えはシンプルです。それは「Word は簡単。Word はパソコン初心者だけが躓くもので、深く学ぶべき内容はない。」という想定のもとに取り組まれているからです。これが間違いのもとです。実務 Excel 講座の講師をしている私の立場からはっきり言いますが、「Word は、Excel よりずっと難しい」です。その「難しい」ものに取り組むには、相当の原理と論理が必要になるということです。この講座の出発点は必ずそこからでないといけません。

Word はなぜ難しいか。

Word が難しい理由を2つ挙げます。

1 つは「目に見えない」からです。

Excel は意外と目に見える設定が多いですよね。表示形式も、今どんな設定になっているかはダイアログを出せば確認できます。しかし、Word は1つの箇所にどんな書式設定が掛かっているのか「目に見えない」。だから、まずはその設定というものを「可視化」していくプロセス、言ってみれば透明人間に色付きスプレーをかけるようなプロセスを踏まなければいけません。

2 つ目は「1つの現象」の起因となる操作が「何パターンか存在する」が、「実は、それぞれの操作の階層・強制力が違う」というものがあります。

たとえば、<文字を赤字にする>という結果を引き起こすためのやり方は無数にあります。
「1.該当の文字をドラッグして、フォントの色を赤に」というやり方もあれば、「2.文字強調スタイルをかけてフォントの色を赤に」というやり方もあります。またある段落にインデントをかけるやり方も、「インデントをかけたスタイルを作成し、そのスタイルを適用する」というやり方もあれば、「インデントマーカーを引っ張って1段落ずつ設定していく」というやり方もあります。

今、同じ結果を引き起こす複数のやり方を説明しましたが、これらは「対象階層」が異なるので、解除方法や設定変更方法が全く異なるものとなっていきます。

このように、Word は「目に見えない」設定というものを扱いながら、「対象階層」を意識して、どんな挙動・設定となるかを読み切っていか
なければ扱えない高度なソフトです。この高度なソフトを「なんとなく理解し、簡単に使う」ということはできないのです。

講座の時間的コストパフォーマンスが高い」ということを私は実務 Excel 講座でよく言います。Excel は投下時間に対して得られる業務効率化のインパクトがどんな学習よりも高いという話です。Word では、確かに「月 10 時間かかっていた作業を月 1 時間に短縮したよ!」という実務 Excel 講座のような時間短縮はないかもしれません。

ただし、それ以外の部分では、Word 原理解明講座の効果は、明白です。

1.Word の一挙手一投足を追究することで、はじめて正しく Word の各機能を活用できるようになる。
2.会社で唯一「Word の正しい使い方」を知っている人間になれる。
3. 一度、しっかり学べばこれから Word のトラブルを解決できるようになり、一生 Word で悩まずに済むようになる。

私は、「究める」ということをとても大切だと思っています。特に日々使うツールである Word や Excel においては、「曖昧な使い方で何十年も苦労するぐらいなら、先にきちんと学んでおいた方が良い」という考え方をしています。

決意と、学問的探究心と、向上心。本質を理解する唯一無二の Word 講座。

一度学べば一生役に立つ。

だからこそ、「Word は簡単だから、テキトーにやり過ごせばいいでしょ。」と軽視せず、正面から「難しいWord」と向き合って欲しいと思います。「Word では、時間短縮がどうのこうの」と人はいろいろ言うけれど、私は「Word という汎用ソフトをきちんと正しく使えること」それ自体に、すごく価値があると思っています。

そういう「ベストなあり方」を追究する姿勢がこれまでの IT 教育の世界には欠けているとも思っています。この講座の受講者は、Word を少し触ったことさえあれば予備知識は不要。Word の機能や基礎についてあまり知っていなくても全く問題ありません。
ただ、絶対に必要なのは、「難しい Word を学んでやるんだ」という強い決意と、「Word の原理を探究し挙動を読み切る」という学問的探究心、そして「Word をマスターした自分になりたい」という向上心です。

簡単な Word 講座ではありません。
だからこそ、初めて Word の本質を理解できる唯一無二の講座になっています。『Word 原理解明講座』。意欲と志ある「プロフェッショナルでありたい」皆様のご参加をお待ちしています。

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