会議室・研修ルームの設計では「スクリーンの大きさ」が大事
こんにちは。
私はお陰さまで多様な企業様に招かれての「研修」を行うことが多いのですが、講座の性質が「Excel研修」である性質上、切っても切れない関係にあるのが「スクリーンの大きさ」です。
様々な企業様の巨大会議室や巨大セミナールームを使用させていただけるという経験を多数経る中で、「大人数の研修・会議でのスクリーン」についての考えをまとめます。
スクリーンをわざわざ買わずに「壁投影」するのが良い。
結論はシンプルです。「スクリーン」を購入せず『壁投影』にしましょう。
スクリーンの一番の弱点は、
- 画面がスクリーンの大きさに制限されてしまう。
ということです。私が見てきたところ多くの企業では「30人ぐらいのセミナールーム」ですと「100インチスクリーン」が主流のようです。100インチのスクリーンですと、「パワーポイントは十分見えるが、Excelの数値は見えない(結構見づらい)」と言えます。特にExcelを「等倍(100%)」にした場合はセルの数値を見るのは相当ツライ。実質、ほぼ画面を拡大せずにExcelの数値が見えるスクリーンのサイズは150インチぐらいになります。
またもう1つの弱点として、後ろにホワイトボードがある場合には、ホワイトボードの場所が相当狭くなってしまうということも言えます。
『壁投影』のここが良い!
壁投影の場合の教室の設計はシンプルです。
会議室・セミナールームの前方にあるのは、ただの白い壁です。
壁は非常によく、スクリーンがなくてもプロジェクターの画面を投影できますし、サイズが無限です。(150インチ・170インチぐらいも難無くうつしだせます。)
正直、150インチ~170インチあれば30人規模の部屋で、細かく数字が載ったExcelの表でも、等倍で十分に見えます。
「ホワイトボード」は、「iPad」を投影すれば良い。
上記のようなルーム設計にした場合、「ホワイトボードはどこに置くの?」という疑問が出てくるかと思いますが、結論としては
「ホワイトボードもプロジェクターで投影します」
つまり、
・プロジェクター1ではノートPCの画面を投影
・プロジェクター2では、iPadにApple Pencilで書き込んだものをリアルタイム同期
するわけです。
この「電子的」なホワイトボードは非常に良く、言ってみればiPadの画面をミラーリングしているだけですが、拡大縮小も「iPad」の画面で指2本で広げるだけでできますから、小さな文字で書いてしまったとしても拡大して、オーディエンスに見せることができます。また書き込んだあとのデータはiPadに残っていますから、そのまま取り込めば議事録にもなるでしょう。さらに、物理ホワイトボードでは「消しカス」が多量に出て、会議室が最高に汚くなるのに対し、こういう「電子的」なホワイトボードであればそういった物理面の心配もないわけです。
まとめ
・壁に投影しよう
・プロジェクターは2つ買って並列させて設置したほうが良い
・iPadとApple Pencilを活用しよう
非常に細かいExcelデータを会議で扱う際に、まさか「紙」で印刷したりしていないですよね?Excelは、Excelファイルのままで電子的に扱わなければ動かないわけで、動かしながら会議をするのが現代のスタンダードです。そういうときに「画面が小さい」というのは全員にとってストレスですから我々は「150~200インチ」の巨大壁投影の時代を生きていきたい。
真っ白い壁に、会社の未来を投影して生きていこ☆